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指輪のゆくえ

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    藤沢です。
    河井英里追悼コンサートが無事に終わって、やっとひとつほっとしたような気持ちになっています。
    三年もかかっちゃってゴメン、英里さん。
    でもみんなみんな、集まってくれたから!
    会場に行けないけど心で参加します、っていう人達も大勢いてくれて、本当にありがたかったです。

    当日の様子は後日、写真が出来てきたらちょこっと載せつつ、御報告したいと思います。

    御忙しいところ、英里さんの大学時代の友人で作曲家の岩代太郎さんがコンサートにいらしてくださり、思い出話を披露なさいました。
    岩代さんのお話をまとめますと・・・
    大学時代に岩代さん御一家と英里さんはハワイに旅行したことがあります。
    あ、すみません、ここ、芸大のお友達2,3人から「二人で行ったんじゃなく家族旅行だったときっちり書いてちょうだいね!」と言われてます。ええ、そうなんです。英里さんは岩代さんの妹さんと仲良しで、御両親とも親しく、御家族に混じって遊びに行ったりしていたんです。
    その旅行で英里さんは亡くなったお母さんの形見の指輪をしていました。それはダイヤモンドが入った結婚指輪でした。

    飛行機でお手洗いにいった時、英里さんは洗面台で指輪をはずして置いたまま、うっかり忘れて出てしまったんです。次の人が入ってすぐ気が付いたので、ドアの外で待っていて、その人が出てすぐに見たけれど・・・どこにもありません!
    絶対にあの人が持っていった!とわかったので、英里さんは岩代さんに頼んでその人の座席まで一緒に行ってもらい、返してくださいと泣いて頼んだそうです。亡くなったお母さんの形見なので、どうか返してください、と。岩代さんも一生懸命説得してくださったそうです。
    知らんぷりをされたり、逆切れをされたりして大変だったそうですが、最終的には返してもらえたとか。

    周囲の目も何も気にせず、ただただ返してもらいたいと子供みたいに泣いて、心の底から懇願する姿が岩代さんの印象に残っていたのでしょうね。きっと泣きながらもまっすぐ相手の人を見つめていたのだと思います。

    やっとの思いで取り戻した指輪ですがその後、日常に使うことはなくなり、大事にしまってありました。
    その指輪がどうなったのか、おそらく岩代さんは御存知ないでしょう。先日はお話する暇がなかったのでいつかお伝えできればと思います。

    四年くらい前だったでしょうか。英里さんは宝飾関係の仕事をしているお友達に頼んで、指輪をペンダントに作り変えてもらいました。ひとつぶダイヤのペンダント、控え目ですがキラキラしてきれいでした。宝石類にさほど興味のない英里さんでしたが、とても喜んでよく身につけていました。

    そして3年前の8月4日。
    お友達がお化粧をしてくれたあと、そのペンダントをつけてくれました。
    岩代さんが一緒に頑張って取り戻してくれた指輪は、今、英里さんと一緒に天にあります。
    ありがとう、岩代さん。